報道発表

ニュージーランド南島地震:「リカバリー・フェーズ」への移行

平成23年3月3日
  1. ニュージーランド南島地震が発生後,ニュージーランド当局は懸命の捜索・救助活動を行い,我が国をはじめとする各国の緊急援助隊もこれを全力で支援してきました。そして10日が経過し,約200名の方が行方不明のままです。
  2. こうした中で,3日現地時間午後3時,ニュージーランド政府は被災地における作業を捜索・救助からご遺体の収容(recovery)に移行する旨発表しました。ニュージーランド側からは,一刻も早く収容し,身元確認を急ぐための措置であって、作業は丁寧に行うとともに、ご遺体には最大限の敬意と尊厳をもって接するとの説明を受けています。また、ニュージーランド側からの要請もあり、我が国の国際緊急援助隊は現場での作業を継続いたします。
  3. このことは,昨2日午後,前原大臣との電話会談においてマカリー外相がニュージーランド政府の取り組みを詳細に説明する中で言及したほか,本3日現地時間午後1時にはクライストチャーチにおいてマカリー外相から松本副大臣に対し事前通報がありました。ご家族には松本副大臣及び徳永政務官から直ちに説明申し上げました。
  4. ご家族の気持ちを察するに心痛むものがあります。政府としては,今後とも,ご家族のお気持ちに最大限配慮しつつ,心のケアをはじめご家族への支援を行い,そのご要望を実現するため全力を尽くします。
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