報道発表

ニュージーランド地震緊急対策本部立ち上げ等

平成23年2月22日
  1. 22日(火曜日)同日朝(日本時間),ニュージーランド南島クライストチャーチ南東約10km付近でマグニチュード6.3の地震が発生し,クライストチャーチ市内で建物などの一部が倒壊し,死傷者が発生しています。
  2. これを受け,22日,在ニュージーランド日本国大使館においては,三田村秀人大使をヘッドとする対策本部を,また,同日午前,外務本省内には前原誠司外務大臣を本部長とするニュージーランド地震緊急対策本部を立ち上げました。
  3. 22日,菅直人内閣総理大臣からジョン・キーニュージーランド首相(Rt. Hon. John Key, Prime Minister)に対し,また,前原誠司外務大臣からマレー・マッカリーニュージランド外務大臣(Hon. Murray McCully, Minister of Foreign Affairs)に対し,犠牲になられた方々及び御家族の方々に対して心からのお悔やみを申しあげるとともに,日本政府として支援の用意がある旨のメッセージをそれぞれ発出しました。


(参考1)ニュージーランド南島での地震
1. 2月22日(火曜日)現地時間午後0時51分(日本時間同日午前8時51分),NZ南島クライストチャーチ南東約5km付近(深さ推定5km)でマグニチュード6.3の地震が発生。
2. 在NZ大使館からの連絡及び現地報道によれば,市中心部にある大聖堂をはじめ,市内の多くの建物・家屋が崩壊し,建物の中に閉じ込められている人も多く,負傷者もいる模様。崩壊した建物のがれきがバスに落下する等,複数箇所で死者の発生(日本時間午後2時現在,65名の死亡を確認)が確認されている。今後,被害が拡大する恐れあり。また,クライストチャーチ空港は閉鎖中(緊急用のフライトのみ運行)。市内一帯も広範囲に亘って停電し,固定電話・携帯電話共に繋がりにくい模様。
3. NZ政府は,国家危機管理センターを設置,被害状況把握・緊急対応活動を開始。住民に対して余震等の二次被害に備えた注意喚起を発出。クライストチャーチ市は緊急事態宣言を発令。
4. 同地震発生後、余震が断続的に発生(最大マグニチュード5.7)。

(参考2)緊急調査チーム
1.氏名
 (1)吉井 幸夫 外務省国際協力局緊急・人道支援課国際緊急援助官
 (2)五十嵐 幸裕 東京消防庁警防部副参事消防司令長
 (3)神内 圭 独立行政法人国際協力機構国際緊急援助隊事務局研修・訓練課長
 
2.搭乗便
 2月22日18:30成田発 NZ90便

このページのトップへ戻る
目次へ戻る