報道発表

天野国際原子力機関(IAEA)事務局長の玄葉外務大臣表敬

平成23年12月29日
(写真)天野国際原子力機関(IAEA)事務局長の玄葉外務大臣表敬


 12月28日(水曜日)午後4時45分から約15分間、玄葉光一郎外務大臣は、天野之弥IAEA事務局長の表敬を受け、意見交換を行ったところ、概要は以下の通りです。

  1. 玄葉大臣からは、IAEAが,我が国への除染ミッションの派遣等の東京電力福島第一原子力発電所事故後の対応を含め,世界の原子力安全の確保に努力している他、途上国における放射線技術を利用したがん治療の普及や水問題等にも積極的に取り組んでいることについて,これを評価する旨が表明されました。 玄葉大臣からは,また,今後は,IAEAが,福島県をはじめとする被災地に集積した情報等も活かしつつ、復興についても役割を果たしていくことを期待している旨述べました。
  2. これに対し、天野事務局長は、世界の関心が事故それ自体の状況から事故後の日本の対応に移りつつある中で、IAEAとしても,これに如何なる協力ができるか考えていきたい旨述べました。
  3. 両者は、また、今後の北朝鮮やイランの核問題の動向を注視し、それぞれの情勢をよく見極めつつ、解決に向けて相互に緊密に協力していくことを確認しました。
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