
玄葉光一郎外務大臣とデンベレル・モンゴル国家大会議議長との会見
平成23年12月13日
本13日(火曜日)午後5時35分頃から約20分間,玄葉光一郎外務大臣は,参議院賓客として来日中のダムディン・デンベレル・モンゴル国国家大会議議長(H.E.Mr.Damdin DEMBEREL, Speaker of the State Great Hural of Mongolia)と会見したところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,玄葉大臣から,東日本大震災への支援に対する謝意を表明しました。デンベレル議長から,東日本大震災に対するモンゴル国民の支援は,「まさかの友は真の友」とのモンゴルの諺のとおり,民主化以降の日本の支援に対する気持ちであり,今後の両国関係の更なる発展の可能性を示すものである旨述べました。
- 玄葉大臣から,日本を「第三の隣国」として重視するモンゴルとの間で,「戦略的パートナーシップ」を構築し,両国関係を一層深化させたい,また,経済関係を包括的に強化していきたい旨述べました。これを受けデンベレル議長から,タバン・トルゴイ炭田開発への日本企業の参画をモンゴル議会として支持しており,モンゴル政府に対して引き続き助言していきたい旨述べるとともに,鉱物資源分野にとどまることなく,日本との間で包括的な経済関係を発展させたい旨期待が表明されました。この関連で,双方は,日・モンゴル経済連携協定(EPA)について早期の交渉開始・締結が重要との認識で一致しました。
- 双方は,両国関係の発展のためには,政府・議会に留まらない国民間の多層的な交流の深化が重要であること,また,2012年の日・モンゴル外交関係樹立40周年に際し,日・モンゴル関係を新たな段階に発展させるべく協力していくことで一致しました。