報道発表

新日中友好21世紀委員会一行による温家宝総理表敬

平成23年10月22日

 本22日(土曜日),午後4時半頃(現地時間午後3時半)から約1時間,新日中友好21世紀委員会一行(日本側座長:西室泰三東芝相談役,中国側座長:唐家セン前国務委員)は,温家宝(おん・かほう)中国国務院総理に対する表敬訪問を行ったところ,やりとりの概要は以下のとおりです。

  1. 温家宝総理より,来訪に対する歓迎の意が示されるとともに,二国間関係の根本は両国の民意,国民感情にあり,両国各界有識者の意見や活動の影響は大きく,新日中友好21世紀委員会が果たす役割に期待している,今回の会合の主題が示すとおり,グローバルな視野から日中関係を展望することが益々重要となっており,両国委員間で活発に議論して頂きたい旨述べました。
  2. 西室泰三日本側座長より,東日本大震災に対する中国からの各種の支援に改めて謝意を表するとともに,その中でも温家宝総理が5月の日中韓サミットの際に訪日され,被災地の方々に直接語りかけ,被災地の食品を試食してくださったことに,日本国民は深い印象を受けた旨述べました。これに対して温家宝総理より,日本の被災地の方々に対する自分(温総理)の想いは,中国の人民に対する気持ちと何ら変わりない,震災による被害は大きいものではあったが,復興への取り組みが日本経済のさらなる発展の契機ともなっていくことを期待している旨述べました。
  3. その他,日本側委員と温家宝総理との間で,両国間の国民感情を巡る問題や,経済関係の推進の在り方,文化面での協力の強化といった観点から意見交換が行われました。

【参考】新日中友好21世紀委員会
 21世紀における日中関係の一層の発展のため,日中双方の有識者が,政治,文化,科学技術等の幅広い分野に関して議論し,両国政府首脳に提言・報告を行うための委員会。今年2月に今期委員会による初回会合を北京および揚州で開催。第二回会合は昨年10月に新潟で開催。第三回会合が,明23日から25日まで北京および長沙にて開催される。

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