報道発表

タイ及びカンボジアにおける洪水被害に対する国際協力機構(JICA)専門家の派遣

平成23年10月14日
  1. 本14日(金曜日),我が国政府は,インドネシア訪問中の玄葉光一郎外務大臣に対するスリン・ピッスワンASEAN事務総長からの要請を受け,タイ及びカンボジアの洪水被害に際しASEANが派遣するアセスメントチームに,JICA専門家を派遣することとしました。
  2. 我が国は既にタイ及びカンボジアに対し緊急援助物資を供与していますが,今回の専門家派遣により,両国の洪水被害からの復旧・復興に引き続き協力していく考えです。

(参考)
1. タイでは,7月下旬からの大雨により北部,中部地方を中心に洪水,土砂崩れ等が広い範囲で発生している。降雨による被害は,徐々に南下してきており,バンコク近郊にまで迫っている。10月13日付政府発表によれば,死者283人,行方不明2人,被災者総数約827万人。
2. カンボジアでは,9月上旬からの集中豪雨により,各地で洪水が発生し,家屋等の損壊,農地の水没等の被害を受け,多数の住民が避難する被害が生じている。10月4日付政府発表によれば,死者167人,被災者総数約22万人。
3. 我が国は,上記の事態を受け,カンボジアに対しては,10月7日(金曜日),2500万円相当の緊急援助物資(浄水器,ポリタンク等)を,タイに対しては,10月10日(月曜日)3000万円相当の緊急援助物資(テント,浄水器等)の供与を決定している。
4. 今回のJICA専門家の派遣時期等の詳細については,今後ASEAN側と調整する。

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