
クマール・インド計画・科学技術・地球科学担当閣外大臣による玄葉大臣表敬
平成23年10月5日
10月5日(水曜日)午前9時から約30分間,アシュワニ・クマール・インド計画・科学技術・地球科学担当閣外大臣(H.E. Mr. Ashwani Kumar, Minister of State for Planning; Science and Technology; Earth Science)が玄葉光一郎外務大臣を表敬したところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,玄葉大臣から,日インド関係強化に貢献し,マンモハン・シン首相の信頼も厚いクマール大臣の訪日を歓迎し,インド両議会における黙祷など,東日本大震災に際してのインドからのお見舞いと支援への感謝を述べるとともに,先月のデリーでの爆弾テロ及びシッキム州で地震の被害に対する心からのお見舞いを表明しました。
これに対しクマール閣外大臣からは,東日本大震災へのお見舞いとともに,日本の復興に対してインドとして出来る限りの支援をしたい旨述べました。
- 玄葉大臣から,世界最大の民主主義国であるインドを「戦略的グローバル・パートナー」として極めて重視していると述べた上,経済関係では,インドでは第12次五カ年計画において1兆ドルのインフラ投資が計画されているが,デリー・ムンバイ間産業大動脈構想(DMIC)やインド貨物専用鉄道計画(DFC)を中心に日本としても技術面で貢献していきたい,科学技術においてもインド工科大学ハイデラバード校等への協力を強化していきたい,来年の国交樹立60周を機会に人的交流を更に深めていきたい旨述べました。
これに対しクマール閣外大臣からは,科学技術分野での協力を強化したい,DMIC・DFCは両国間協力の象徴であり資金面での協力を含め進めていきたい,来年の国交樹立60周年を二国間関係の重要性を知らしめる機会としたい旨述べました。
- その他,両大臣は,軍縮・不拡散を含むグローバルな課題での協力について意見交換を行いました。