
ムダバディ・ケニア共和国副首相兼地方自治大臣と玄葉外務大臣の会談及び山根副大臣主催夕食会
平成23年10月4日
10月1日(土曜日)からムダバディ・ケニア共和国副首相兼地方自治大臣(H.E. Wycliffe Musalia Mudavadi, Deputy Prime Minister and Minister for Local Government)が閣僚級招へいプログラムで来日し,玄葉光一郎外務大臣との会談及び山根隆治副大臣主催夕食会が行われたところ,概要以下のとおりです。
- 玄葉外務大臣との会談(本4日(火曜日)午後12時過ぎから約30分間)
(1)冒頭,玄葉大臣から,ムダバディ副首相の被災地訪問や東日本大震災に対するケニアの支援に改めて謝意を表すと共に,環境保護に尽力し、「もったいない」に込められた日本の精神や文化を深く理解されたマータイ氏の御逝去に対し弔意を表明しました。
(2)ムダバディ副首相は、我が国の大震災に対する早期復興を祈念するとともに、困難な状況にもかかわらずTICADプロセスを通じてアフリカ開発にコミットする日本政府の姿勢を高く評価する旨述べました。
(3)玄葉大臣とムダバディ副首相は、「アフリカの角」地域の干ばつ、ソマリア沖海賊対策や安保理改革など、グローバルな課題においても、日本とケニアの協力関係を強化することについて合意し、会談を終了しました。
- 山根外務副大臣主催夕食会(3日(月曜日)午後7時から約1時間半,於:飯倉公館)
(1)冒頭,山根外務副大臣より,東日本大震災に際してのケニアからのお見舞い及び義援金(100万ドル)に謝意を表明すると共に,我が国として,干ばつという自然災害に直面するアフリカ諸国を引き続き支援していく旨述べました。また,山根副大臣より,マータイ氏の逝去に関し弔意を表明したのに対し,ムダバディ副首相より,副大臣による在京ケニア大使館への記帳訪問に対し謝意表明がありました。
(2)さらに,山根副大臣より,10月8日から14日まで自分を団長とする貿易・投資促進官民合同ミッションがケニアと南北スーダンに派遣される予定であり,二国間経済関係を強化していきたい旨述べたのに対し,ムダバディ副首相より、我が国の対ケニア経済協力に対する謝意表明があると共に,持続的成長のためには貿易投資の促進が重要であり,官民合同ミッションを契機に日ケニア経済関係が一層進展することを期待する旨の発言がありました。
(3)明年ケニアで実施予定の総選挙(大統領,国会議員等)については,山根副大臣より,平和裡かつ公正に行われることを祈念している旨伝達しました。