
対ブータン一般プロジェクト無償資金協力に関する交換公文等の署名(「救急車整備計画」)
平成23年1月25日
- 本25日(火曜日)(現地時間同日),インドの首都ニューデリーにおいて,我が方堂道秀明駐インド国大使(駐ブータン国大使兼務)と先方ヴェツォプ・ナムギャル(Mr. Vetsop Namgyel)駐インド・ブータン国大使(駐日大使兼務)の間で,ブータンに対する1.61億円を限度とする一般プロジェクト無償資金協力「救急車整備計画」に関する交換公文の署名式が行われました。
- ブータンは国全体が山岳地帯であり,未舗装を含む悪路が多いため,同国の医療分野においては,患者を医療施設に安全に輸送することは最優先課題の一つです。ブータン政府は現在全国の病院等に救急車69台を配置していますが,うち26台については老朽化が著しく,維持管理費用が嵩むため,新規車両の購入が困難な状況にあります。そのため本件協力により,26台の救急車及び車内設備を供与します。
- 本件協力により,老朽化した車両や車内医療機材が更新され,車両及び機材の性能が上がることにより,未舗装道路で長距離搬送される患者や妊婦の負担軽減など,ブータンにおける医療サービスが改善されることが期待されます。
【参考】 ブータンは,面積:約3.8万平方キロメートル,人口:約68万人(2009年,政府資料),1人当たりGNI:2020米ドル(2009年,世銀)