
米国人元戦争捕虜(POW)招聘(岡田外務大臣表敬)
平成22年9月13日
本13日(月曜日)午前11時45分から約45分間,外務省の招聘で訪日中(9月12日(日曜日)から19日(日曜日))の米国人元戦争捕虜(POW)6名及びその配偶者や子孫計14名が,岡田克也外務大臣を表敬したところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,岡田外務大臣より,訪日を歓迎するとともに,事情があったとはいえ米国の元POW招聘プログラムの実施が他国の招聘プログラムと比べ時間がかかってしまったことを申し訳なく思う,元POWの方々が日本軍の捕虜となり非人道的な扱いを受け苦労されたことにつき,外務大臣として日本政府を代表して,心からお詫び申し上げる旨述べました。岡田大臣は,さらに,今回の訪日を過去の苦い思いを乗り越え将来のより良い日米関係のために協力して頂くための一つのきっかけとして頂きたい旨述べました。
- 一行を代表してレスター・テニー氏より,日本政府が米国人元POWに対し表明したお詫びが公に周知されてこなかったこと及び,戦争中に捕虜を非人道的な環境で使役していた日本企業が未だお詫びを表明していないことを不満に思ってきたとしつつ,今回,日本政府が米国人元POWとの対話の場を設けたことに感謝したい旨述べました。
- その後,岡田大臣と一行の間で,忌憚のない率直な意見交換が行われました。