報道発表

自由権規約委員会委員選挙投票結果

平成22年9月3日
  1. 9月2日(木曜日)(現地時間),ニューヨークの国連本部で開催された第29回自由権規約締約国会合において,自由権規約委員会委員選挙が行われ,我が国より再選を目指して立候補していた岩澤雄司東京大学教授(現委員長)がトップ当選を果たしました。
  2. 岩澤雄司氏は,国際法学者として積極的に活動を行っており,国際的にも,アジア開発銀行行政裁判所裁判官,国連先住問題常設フォーラム委員(2002-2004年),世界貿易機関補助金常設専門家部会委員(2003-2008年)を務め,2007年1月からは自由権規約委員会委員を務めており,2009年3月には同委員長に選出されています。
  3. 岩澤雄司氏が,国際人権法に関する幅広い知見・経験を生かして,引き続き自由権規約委員会の活動に貢献することは,人権外交を積極的に推進する我が国にとって,重要な意義を有しています。

(参考1)選挙結果
今次選挙において選出された9名の委員の国籍は以下のとおり。
日本(141票),チュニジア(141票),スイス(131票),オランダ(129票),米国(129票),ルーマニア(117票),フランス(112票),南アフリカ(107票),スリナム(101票)

(参考2)自由権規約委員会
自由権規約第40条に基づく締約国報告書の検討や同第41条に基づく締約国からの通報の検討を行うため,同規約第28条に基づき設置。委員は締約国国民の中から締約国により選出され,個人の資格で職務を遂行する(任期4年,今次選挙で当選した委員の任期は,2011-2014年。)。岩澤教授は2007年1月より同委員を務めており,2009年3月に委員長に選出された。

(参考3)自由権規約
正式名称は「市民的及び政治的権利に関する国際規約」。1966年の第21回国連総会で採択され,1976年に発効。締約国は本年8月現在で166ヶ国。我が国は1979年6月に批准(同年9月に発効)。

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