
第2回日・カリコム外相会議:二国間会談(吉良外務大臣政務官とカリコム諸国代表との会談)
平成22年9月2日
本2日(木曜日)午後,吉良州司大臣政務官は,国連大学において,第2回日・カリコム外相会議に出席のため訪日中のカリコム事務局,東カリブ諸国機構(OECS)及びアンティグア・バーブーダの代表と会談を行ったところ,概要以下のとおりです。
- エドワード・グリーン・カリコム事務局長補(Dr. Edward GREENE, Assistant Secretary-General, Caribbean Community Secretariat)及びアンソニー・ブライアン・セバリン東カリブ諸国機構(OECS)事務局対外協力部長(Mr. Anthony Bryan SEVERIN, Head Director General of International Relations Unit Office, Organization of East Caribbean States)
吉良政務官から,本日午前に開催された第2回日・カリコム外相会議において,気候変動問題や経済危機などの諸課題に協力して取り組んでいく重要性を確認できたことは有意義であった旨述べました。これに対し,グリーン事務局長補は,第2回日・カリコム外相会議の成果を歓迎するとともに,主催国の日本に対し謝意の表明がありました。更に,グリーン事務局長補から,気候変動やハイチへの支援をはじめ,日本のカリコム諸国に対する支援は各国にとり有益であり,今後も支援をお願いしたい旨,更には人的交流や文化交流も活性化したい旨述べました。これに対し吉良政務官から,我が国はカリコム諸国の自立的な発展のために協力していく旨述べました。
- アンソニー・リバプール・アンティグア・バーブーダ駐日大使(H.E. Mr. Anthony LIVERPOOL, Ambassador of Antigua and Barbuda to Japan)
吉良政務官から,先般のIWC総会におけるリバプール大使の議長としての手腕を高く評価し,引き続き水産資源の持続可能な利用について協力していきたいと述べるとともに,今後新たに,草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて同国の発展を支援していきたい旨述べました。リバプール大使からは,我が国の支援に対する深い謝意の表明とともに,草の根・人間の安全保障無償資金協力は地域住民の生活向上に有益であり,十分に活用させてもらいたい旨述べました。また,国連安保理改革,環境・気候変動,捕鯨問題などの国際社会の諸課題について意見交換を行いました。