
「核軍縮・不拡散に関する有識者懇談会」の第3回会合
平成22年8月24日
- 本24日(火曜日)午後2時より,「核軍縮・不拡散に関する有識者懇談会」の第3回会合が開催されました。
- 懇談会には,有識者側から黒澤満大阪女学院大学教授(座長),秋山信将一橋大学准教授,梅林宏道NPO法人ピースデポ特別顧問,佐藤丙午拓殖大学教授,吉田文彦朝日新聞論説委員が出席し,外務省からは岡田克也外務大臣及び徳永久志外務大臣政務官を始め関係者が出席しました。
- 有識者からは,核軍縮・不拡散分野で中長期的に取り組むべき課題として,核兵器の数量及び役割が低減した状況における核兵器保有国の核戦略の変化及びその影響,及び核実験禁止条約(CTBT)や兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)等を通じてNPT非締約国を多国間交渉に取り込んでいくべきことなどが指摘されました。また,岡田大臣からの問題提起を踏まえ,「核兵器のない世界」に向けた機運の高まりの中で,非核兵器地帯に関する議論を深めることの重要性,及び軍縮会議(CD)の活性化のあり方等についても意見交換が行われました。
- さらに,前回会合に引き続き,本年9月の国連総会の際に我が国及び豪州が共催する予定の「核軍縮・不拡散に関する外相会合」の準備状況及び今後の進め方等についても意見交換が行われました。
- 第4回会合は9月上旬に開催される予定です。
(構成員)
座長 黒澤 満 大阪女学院大学教授
委員 秋山 信将 一橋大学大学院准教授
同 梅林 宏道 NPO法人ピースデポ特別顧問
同 佐藤 丙午 拓殖大学教授
同 吉田 文彦 朝日新聞論説委員