
「核軍縮・不拡散に関する有識者懇談会」の第1回会合
平成22年7月6日
- 6日(火曜日)午前8時40分から,政府外の有識者から構成される「核軍縮・不拡散に関する有識者懇談会」の第1回会合が開催されました。
- 懇談会には,有識者側から黒澤満大阪女学院大学教授(座長),秋山信将一橋大学准教授,梅林宏道NPO人ピースデポ特別顧問,吉田文彦朝日新聞論説委員が出席し(佐藤丙午拓殖大学教授は都合により欠席),外務省からは岡田克也外務大臣及び徳永久志外務大臣政務官を始め関係者が出席しました。
- 岡田大臣は,昨年4月のオバマ大統領によるプラハ演説に始まる核軍縮・不拡散の流れを中断することなく前に進めたい,そのために有識者委員からのアドバイスや提言をいただきたいと述べ,これに対し,黒澤座長から,大臣の諮問にこたえる形で前向きな提言を出したいと述べました。
- その後の議論では,9月の国連総会の際に我が国が主催する予定の核軍縮・不拡散に関する外相会合に関し,招待国の範囲や議題について意見交換を行ったほか,当面の議題として,新START後の核軍縮,核兵器の役割低減の具体化・更なる推進,NPT非締約国の扱い,非核兵器地帯条約等を扱っていくことを確認しました。
- なお,第2回会合は7月下旬に開催される予定です。
(構成員)
座長 黒澤 満 大阪女学院大学教授
委員 秋山 信将 一橋大学准教授
同 梅林 宏道 NPO法人ピースデポ特別顧問
同 佐藤 丙午 拓殖大学教授
同 吉田 文彦 朝日新聞論説委員