6月15日(火曜日)から19日(土曜日),バイオセーフティに関するカルタへナ議定書の「責任と救済」(liability and redress)に係る補足議定書作成に向けた第3回共同議長フレンズ(Friends of the Co-Chairs)会合が,マレーシア・クアラルンプールで開催されました。我が国よりは,外務省,文部科学省,農林水産省,経済産業省,環境省から担当者が出席しました。
本会合において我が国は,カルタヘナ議定書第5回締約国会合(COP-MOP5)の議長国として,各国が受け入れ可能な規定を目指して,主導的な役割を果たすとの考えで対応しました。会合では,本年2月の第2回共同議長フレンズ会合で合意されていなかったすべての主要論点について議論がなされた結果,補足議定書案全21条のうち,2つの条項(「財政的保障」及び「産品」に関する規定)を除き,同会合参加国間で,我が国の立場も踏まえた形で基本的な合意に至るなど,本年10月11日(月曜日)から15日(金曜日)に愛知県名古屋市で予定されているCOP-MOP5における補足議定書の採択に向けて着実な進展が見られました。