報道発表

インドネシア共和国に対する円借款「第三次気候変動対策プログラム・ローン」に関する書簡の交換

平成22年6月23日

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  1. 本23日(水曜日),インドネシアの首都ジャカルタにおいて,我が方塩尻孝二郎駐インドネシア国大使と先方ハムザ・タイブ外務省アジア・太平洋・アフリカ総局長(Mr. T. M. Hamzah Thayeb, Director General for Asia Pacific and African Affairs, Ministry of Foreign Affairs)との間で,271億9,500万円を限度とする円借款「第三次気候変動対策プログラム・ローン」に関する交換公文の署名式が行われました。
  2. 供与条件
    金   利: 年0.15%
    償還期間: 15年(5年の据置期間を含む。)
    調達条件: 一般アンタイド
  3. インドネシアは,森林の減少及び泥炭地荒廃等を含めると,中国,米国,ブラジルに次ぐ世界第4位の温室効果ガス排出国と言われています。また,同国では,温暖化の進展に伴い,気候変動リスクが高まることが懸念されています。本案件は,同国の気候変動対策に係る政策(主要課題への対応,緩和,適応能力強化)の形成及び実施を政策対話等を通じて支援するものです。
  4. この協力は,昨年12月に発表した,気候変動対策に関する我が国の2012年までの途上国支援の一環です。我が国としては,すべての主要国による公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意を目指して,コペンハーゲン合意への賛同も表明しているインドネシアと引き続き気候変動分野で連携していきます。

(参考) インドネシアは,面積約189万平方キロメートル(日本の約5倍),人口約2.28億人(2008年),1人当たりのGNI(国民総所得)は,2,010米ドル(2008年)です。

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