報道発表

世界エイズ・結核・マラリア対策基金に対する拠出

平成22年5月27日
  1. 本27日(木曜日),日本政府は,世界エイズ・結核・マラリア対策基金(以下,世界基金)に対し,約64百万ドル(約60億円)を拠出します。これにより,本年3月に拠出した約1.83億ドルと合わせ,2010年の世界基金に対する我が国の拠出は,約2.47億ドルとなり,5月2日に岡田克也外務大臣がタンザニアにおいて行った約2.4億ドルの拠出表明を実施したことになります。また,2008年5月に我が国が誓約した,2009年以降当面5.6億ドルの拠出に対し,合計4.41億ドルを拠出したことになります。
  2. 毎年約400万人の命を奪っている三大感染症は,開発途上国の経済的・社会的発展の阻害要因となっています。その中で,世界基金は,G8九州・沖縄サミットを契機として2002年1月に創設されて以来,2009年末までに490万人の命を救うなど開発途上国における三大感染症対策を支援する機関として,国際保健分野において重要な役割を担ってきました。
  3. 日本は,ミレニアム開発目標の達成に貢献するため,世界基金を通じた開発途上国における三大感染症対策の取組を重視しています。我が国の拠出により,途上国における三大感染症対策が推進されることが期待されます。

(参考)世界エイズ・結核・マラリア対策基金
2000年の九州・沖縄サミットが契機となって,開発途上国等における三大感染症への対策を資金支援するために,2002年1月に設立された機関(本部:ジュネーブ)。これまでに144か国における約600件の三大感染症対策事業に対し,192億ドルを上限とする資金支援を承認している。

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