
アジア生産性機構(APO)次期事務局長選挙(我が国候補者の選出)
平成22年4月20日
- 本20日に実施されたアジア生産性機構(APO)次期事務局長選挙において、我が国が公募(下記参考参照)を経て擁立した候補者である山崎隆一郎(やまざき りゅういちろう)氏が第9代目のAPO事務局長に選出されました。山崎氏は、1967年に外務省に入省以来、外務報道官、国際貿易・経済担当大使、駐ベトナム国及び駐フィリピン国大使を歴任しています。
- 今次事務局長選挙は、現事務局長の任期が本年9月に終了することを受けたもので、4月20日から22日にマレーシアで開催されている第52回APO理事会において実施されました。他の加盟国が候補者を擁立しなかったため、選挙は加盟国による山崎氏の承認という形で行われましたが、全加盟国がコンセンサスにより同氏を承認するとともに、外交及び経済分野での経験が豊かな同氏に対する強い期待が表明されました。山崎氏は、9月16日に就任予定で、任期は3年間です。
- APOは、アジア諸国の産業・農業等の生産性を向上させることを目的として1961年に設立された国際機関で、我が国に本部が所在します。我が国は最大ドナーとして、APOと連携しつつアジアの生産性向上に取り組んできましたが、今後も引き続きAPOとの連携を一層深めてまいります。
(参考)
- 我が国候補者の選考プロセスにおいては、幅広い候補者の中から透明性の高い方法で適任者を選考するため、公募制を導入しました。昨年12月8日から本年2月1日まで当省ホームページ等で候補者の募集を行い、有識者等で構成された選考委員会が書類審査及び面接審査により候補者を5名に絞り、武正外務副大臣が面接により更に候補者を3名に絞った上で、岡田外務大臣がこれら3名を面接し、最終的に山崎氏に決定しました。
- アジア生産性機構(APO)概要(別添(PDF))