
日中メコン政策対話第3回会合の開催
平成22年4月16日
- 本16日(金曜日)午前、日中メコン政策対話第3回会合が、中国雲南省景洪(けいこう(Jinghong))において開催され、日本側から石兼公博外務省南部アジア部参事官他関係者が、中国側から陸慷(りく・こう(LU Kang))外交部国際司副司長他関係者が、それぞれ出席しました。
- この会合では、双方から、前回会合(2009年6月)以降の対メコン地域協力に関するそれぞれの取り組みについて紹介がありました。その中で、日本側から、昨年11月の日本・メコン地域諸国首脳会議の成果とその後のフォローアップの状況について、中国側から、GMS(大メコン圏)の枠組みの下実施しているインフラ整備や農業等の分野における具体的な取組みについて説明がありました。
- 続いて、双方は、対メコン地域協力における日中協力の可能性について意見交換を行い、援助政策全般や環境保全、保健・衛生、人材育成の分野における具体的協力のあり方につき、様々なレベルでの意見交換を今後実施していくことで意見が一致しました。
- 次回第4回会合は日本において来年開催することで双方が一致し、具体的な場所及び日時は今後外交ルートで調整していくこととなりました。
- また、この機会に、15日、石兼参事官他は、李江虹(り・こうこう(LI Jianghong)シーサンパンナ・タイ族自治州副州長への表敬を行いました。
(参考) 日中メコン政策対話は、これまでに、平成20年4月25日に第1回会合(於:北京)、平成21年6月11日に第2回会合(於:東京)が開催された。これまで計2回の会合を通じ、両国間で、メコン地域の現状認識に関する意見交換と相互の対メコン地域政策に関する情報共有が行われ、メコン地域の発展・安定のためには、日本・中国・メコンの三者が共に利益を得る互恵関係を築くべきとの考えで一致している。