報道発表

中国における邦人麻薬密輸犯死刑執行に関する懸念表明

平成22年4月2日
(写真)中国における邦人麻薬密輸犯死刑執行に関する懸念表明 (写真)中国における邦人麻薬密輸犯死刑執行に関する懸念表明




  1. 4月2日(金曜日)午後4時30分、岡田克也外務大臣は、中国において麻薬密輸罪で死刑が確定している日本人受刑者4名に対する死刑執行通報が、3月29日及び4月1日に遼寧省外事弁公室から在瀋陽日本総領事館に対し行われたことを受け、我が国の懸念を伝えるため、程永華(テイ・エイカ)駐日中国大使を外務省に召致しました。
  2. 冒頭、岡田大臣からは、4人の日本人受刑者に対する死刑執行の通報を重く受けとめるとともに、いかなる犯罪にいかなる刑を科するかは中国国内の司法に関する問題であり、基本的には中国の国内事項に属する問題であるとしつつ、これまでの累次にわたる我が国からの懸念表明にもかかわらず、4名の死刑執行が決定されたことに対し、我が国国民感情に与える影響をふまえ、我が国政府としての懸念を表明しました。
  3. これに対し、程永華大使からは、岡田大臣からの懸念表明について、正確に本国政府に伝えたい旨述べるとともに、中国における麻薬取り締まりの重要性について説明がありました。
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