報道発表

ギョーザ事件の被疑者逮捕に関する中国側からの通報

平成22年3月27日

26日日本時間午後11時30分、中国外交部より在中国日本大使館に対し、ギョーザ事件の被疑者逮捕に関し、概要以下の通報がありました。

  1. 中国の警察部門は、既に「毒ギョーザ事件」の真相を解明し、被疑者の身柄を確保した。被疑者は天洋食品工場の職員であり、動機は、給料・待遇に対する不満、他の同僚との間の問題から、個人的な鬱憤を晴らすためにギョーザに毒を混入させたというのが基本的事実である。事件は真相解明されたが、中国側はまだ必要な司法手続きを履行しなければならない。
  2. 中国の警察部門が2年余り、弛まず、辛抱強く、きめ細かく調査を続けてきた結果としてこの事件が真相解明できた。これは容易なことではなく、また、日本の被害者への慰問となり、日中関係の健全な発展にも寄与する。
  3. 事件の真相解明の結果より、本件が刑事事件であり、また偶発的な個別事件であることが示された。今後の作業について、両国警察は協力を強化していく。双方が本事件の解決を契機とし、両国関係の発展という大局に着眼し、相互に協調、協力し、関連するマイナスの影響を取り除くべく努力することを希望する。
  4. 食品安全問題は、両国国民の高い関心を呼んでいる。我々は、温家宝総理と鳩山総理が食品安全イニシアティブにつき共通認識に達し、両国関連部門が協議内容についてほぼ合意に達していることを嬉しく思う。
このページのトップへ戻る
目次へ戻る