報道発表

日シンガポール共同APECセミナー:「テロ対策を通じての域内における海上貿易の促進」の開催

平成22年3月17日
  1. 3月18日(木曜日)と19日(金曜日)の両日、日シンガポール共同APECセミナー:「テロ対策を通じての域内における海上貿易の促進」が、東京において開催されます。
  2. このセミナーは、昨年はシンガポールがAPEC議長、本年は日本が同議長を務めることに鑑み、日本とシンガポールが協力して、APECにおけるテロ対策分野の活動に貢献する観点から、域内の貿易の促進に資する取組を共同で実施することに至ったものです。
  3. このセミナーでは、APEC議長の我が国から、永井克郎外務省総合外交政策局国際テロ対策協力室長が議長を務め、各APECメンバー・エコノミーの関係者、及び当分野の専門家として国連薬物犯罪事務所(UNODC)の関係担当官が出席する予定です。
  4. このセミナーでは、海上貿易保全におけるテロの脅威や脆弱性についての現状認識をするとともに、多国間のプログラムやイニシアティブ、及び国際的な法的枠組みなど海上貿易の安全を高めるための既存の施策について議論します。特に、これらの様々な施策を実施する上で各エコノミーに必要な対策能力に焦点を当て、それを実施するにあたり各エコノミーがクリアしなければならない各事項を特定することを目指します。これを踏まえ、これらに資する今後の対策能力向上支援についての意見交換や議論を行う予定です。
  5. なお、18日夕刻には、荒木喜代志・国際テロ対策協力担当大使の主催で、セミナー参加者等を招待し、歓迎レセプションが行われる予定です。

【参考】経緯の概要

(1)昨年12月2日に開催された「第1回日シンガポール・テロ対策対話」において、今後の日シンガポール間のテロ対策に関する協力案件として、本件セミナー開催につき双方で一致。

(2)本年2月25日及び26日に開催された本年第1回APECテロ対策タスクフォース(CTTF)において、本件セミナーにつき、日本とシンガポールが共同で提案し、各APECエコノミーが支持。

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