
国際緊急援助隊救助チームによるIEC受検
平成22年3月12日
- 3月9日(火曜日)から12日(金曜日)まで、我が国の国際緊急援助隊救助チームは、各国の救助チームの能力を評価するIEC(INSARAG External Classification 国連による外部評価)を受検し、三段階の評価のうち最高分類である「重」の評価を受けました。
- 今回のIECの受検では、外務省、警察庁、消防庁、海上保安庁、JICAの隊員約70名からなる救助チームが、兵庫県広域防災センターにおいて実際の災害現場を想定した36時間にわたる演習審査等を受けました。
- IECは、各国救助チームの体制・能力の標準化を進めると共に、海外からの救助チームの活動現場等を能力に応じ効率的に調整するためのものです。今般、我が国の救助チームが「重」の評価を取得したことにより、今後、災害現場で一層活躍することが期待されます。
【参考】IEC(INSARAG External Classification)
- 国際捜索・救助諮問グループ(INSARAG:各国救助チーム間の調整等を目的とした各国の専門家からなるグループ。国連が事務局を務める。)が実施する救助チームの能力を3段階(軽・中・重)に評価する制度で、2005年から開始。(1)各国チームの体制・能力標準化、(2)救助チームの活動サイト等の調整の際に参考とすることが目的。
- IECが2005年に導入されて以降、これまでに米、英、独、豪、シンガポール、中等、12チームが「重」評価を取得済み。