
トンガ王国に対する無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」に関する書簡の交換
平成22年3月12日

- 本12日(金曜日)(日本時間同日)、トンガ王国のヌクアロファにおいて、我が方高瀬康夫駐トンガ国大使と先方フェレティ・セベレ首相兼外務防衛大臣(Dr.the Hon. Feleti V. Sevele, Prime Minister and Minister for Foreign Affairs and Defence)の間で5億9,000万円の環境プログラム無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」(the Project for Introduction of Clean Energy by Solar Home System)に関する書簡の交換が行われました。
- 本計画は、大洋州地域における気候変動対策支援の一環として、無電化の島に太陽光発電(ソーラーホームシステム)を供与し、住民の保健衛生・教育・生計向上活動・防災面での改善を図るものです。同計画の実施により、これまで利用していた灯油の消費量が減少し、二酸化炭素の削減に繋がります。なお、本件は「鳩山イニシアティブ」の一環として実施することとした案件です。我が国としては、すべての主要国による公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意を目指して、コペンハーゲン合意への賛同に向けた働きかけも含め、トンガと引き続き気候変動分野で連携していきます。
- 昨年5月、第5回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議(第5回太平洋・島サミット)が開催されました。我が国は、これまで一貫してトンガを含む太平洋島嶼国の良きパートナーとして、同地域に対する支援を行っています。本計画により、トンガの気候変動対策と経済成長の両立を目指す取組みを支援します。
(参考) トンガ王国は、面積は約700平方キロメートル(対馬とほぼ同じ)、人口は約9.9万人(2008年)の国。