
アジア生産性機構(APO)次期事務局長候補者の選考(公募結果の発表)
平成22年3月11日
- 本年4月に実施されるアジア生産性機構(APO)次期事務局長選挙の候補者として、我が国は山崎隆一郎(やまざき りゅういちろう)氏を擁立することを決定しました。今次選挙は、現事務局長の任期が本年9月に終了することを受けたもので、4月20日(火曜日)にマレーシアで開催される第52回APO理事会において実施されます。
- APOは、アジア諸国の産業・農業等の生産性を向上させることを目的として1961年に設立された国際機関で、我が国に本部が所在します。過去8名の歴代事務局長は全て日本人であり、我が国は最大ドナーとして、政府、(財)日本生産性本部、及び多くの民間企業がAPOと連携して、アジアの生産性向上運動に取り組んできました。
- 今回の候補者の選考プロセスには、幅広い候補者の中から透明性の高い方法で適任者を選考するため、公募制を導入しました。昨年12月8日から本年2月1日まで当省ホームページ等で候補者の募集を行い、有識者等で構成される選考委員会が書類審査及び面接審査により候補者を5名に絞り、武正公一外務副大臣が面接により更に候補者を3名に絞った上で、岡田克也外務大臣がこれら3名を面接し、最終的に山崎氏に決定しました。
- 山崎氏は、1967年に外務省に入省以来、2008年に退官するまで41年にわたり外務省で勤務し、外務報道官、国際貿易・経済担当大使、駐ベトナム国及び駐フィリピン国大使を歴任しています。
- 今後のプロセスとしては、4月20日の選挙に向けてAPO各加盟国に対して山崎氏への支持要請を行いますが、他の加盟国は候補者を擁立しておりませんので、同理事会では投票ではなく、コンセンサスでの承認手続きにより事務局長が選出される見込みです。
(参考)アジア生産性機構(APO)概要(別添(PDF))