報道発表

イラク国会選挙への選挙監視団の派遣

平成22年3月5日
  1. 日本政府は、3月7日(日曜日)に予定されているイラク国会選挙の公正な実施を支援するため、小川郷太郎イラク復興支援等調整担当大使を団長とする選挙監視団を派遣することを決定しました。
  2. 今般の監視団は、派遣期間中、イラク国内において選挙準備・投票状況の監視活動を行う他、選挙委員会関係者、イラク政府高官、他の選挙監視団との意見・情報交換等を行う予定です。
  3. 今次選挙は、2003年以降初の本格政権である現政権(2006年5月成立)にとって初の国政選挙です。

【参考1】イラク国会選挙
(1)全325議席(一院制)を比例代表制(非拘束名簿式)により選出。イラク全18県で県毎の選挙区制で投票実施予定。(前回の選挙は2005年12月に実施。)
(2)IHEC(独立高等選挙委員会)からの要請を受け、主要各国が監視団を派遣する予定。

【参考2】選挙後新政権発足までの手続き
(1)3月7日の投票終了後、直ちに開票作業が開始予定。その後、IHECによる暫定結果の発表が行われ、連邦最高裁判所の承認を得て正式な選挙結果が発表される。
(2)選挙結果確定後、新メンバーによる国会初会合が開催され、新国会議長、新大統領が選出される。その後、新大統領が国会内の第一政党(政党連合)に対して組閣を命じ、同党は閣僚名簿を作成し、国会の承認にかける。国会が同名簿を承認し、新政府が発足する。

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