報道発表

ベトナムに対する円借款の供与

平成22年3月2日
  1. 本2日(火曜日)(現地時間同日)、ハノイにおいて、我が方坂場三男駐ベトナム国大使と先方ヴォー・ホン・フック計画投資大臣 (H.E. Mr. Vo Hong Phuc, Minister of Planning and Investment of the Socialist Republic of Viet Nam)との間で、ベトナム社会主義共和国の経済社会開発及び市場経済化努力を支援するため、総額258億2,200万円を限度とする円借款を供与することとし、このための書簡の交換が行われました。

    対象案件および供与限度額

    (1)ノイバイ国際空港第二旅客ターミナルビル建設計画(第一期)            126億 700万円
    (2)ノイバイ国際空港-ニャッタン橋間連絡道路建設計画(第一期)           65億4,600万円
    (3)クーロン(カントー)橋建設計画(第二期)                          46億2,600万円
    (4)国道一号線橋梁復旧第三計画(第二期)                          10億3,800万円
    (5)ホアラックハイテクパーク・インフラ建設計画(調査・設計等のための役務)    10億 500万円
                                                        計 258億2,200万円
  2. 対象案件の概要

    (1)ノイバイ国際空港第二旅客ターミナルビル建設計画(第一期)
      首都ハノイ市にあるノイバイ国際空港に、国際旅客用の第二ターミナルビルを建設するものです。
    (2)ノイバイ国際空港-ニャッタン橋間連絡道路建設計画(第一期)
      ノイバイ国際空港とニャッタン橋(円借款事業で建設中)間の連絡道路を建設するものです。
    (3)クーロン(カントー)橋建設計画(第二期)
      ベトナムを南北に縦断する国道一号線のメコンデルタにあるカントー市付近において、メコン川の支流を渡河する橋梁を建設するものです。
    (4)国道一号線橋梁復旧第三計画(第二期) 
      国道一号線の南部メコンデルタ地域(カントーから カーマウ間)に架かる9橋梁の改修・架替を行うものです。
    (5)ホアラックハイテクパーク・インフラ建設計画(調査・設計等のための役務) 
      ハノイ市ホアラック地区において、科学・産業技術集積拠点の基礎インフラ整備に係る調査等を行うものです。
  3. 供与条件

    (1)対象案件:上記1.(1)、(3)
      (イ)金  利:年0.2%(本邦技術活用条件)(コンサルティングサービス部分については、年0.01%(上記1.(3)はコンサルティングサービス部分を含まない))
      (ロ)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
      (ハ)調達条件:日本タイド
    (2)対象案件:上記1.(2)、(4)
      (イ)金  利:年1.2%(一般条件)(コンサルティングサービス部分については、年0.01%)
      (ロ)償還期間:30年(10年の据置期間を含む)
      (ハ)調達条件:一般アンタイド
    (3)対象案件:上記1.(5)
      (イ)金  利:年0.01%(コンサルティングサービスに係る条件)
      (ロ)償還期間:30年(10年の据置期間を含む)
      (ハ)調達条件:一般アンタイド
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