報道発表

岡田外務大臣のチュンマリー・ラオス国家主席兼党書記長表敬

平成22年3月2日
(写真)岡田外務大臣のチュンマリー・ラオス国家主席兼党書記長表敬 (写真)岡田外務大臣のチュンマリー・ラオス国家主席兼党書記長表敬




  1. 本2日(火曜日)15時すぎから約35分間、岡田外務大臣は、公式実務賓客として来日中のチュンマリー・ラオス国家主席兼党書記長を赤坂迎賓館において表敬しました。
  2. 岡田大臣から、ラオス国家主席としての初めての公式の訪日を歓迎する、本年は日ラオス外交関係樹立55周年であり、この機会に、メコン河流域の要衝にあるラオスとの関係を一層深めていきたい旨述べました。チュンマリー国家主席から、55周年という日ラオス関係にとって重要な年に日本に招待頂いたことに感謝する、また、日本から、トップドナーとして、ラオスの経済社会開発、特に貧困層の生活改善のために様々な支援を行って頂いていることに深く感謝する旨述べました。これに対し、岡田大臣から、日本の支援がラオスの人々の役に立っていることは、納税者である日本国民としても嬉しいことである旨述べました。
  3. 環境・気候変動に関し、岡田大臣から、ラオスが気候変動に関するコペンハーゲン合意に賛同を表明したことを高く評価する、昨年11月の日本・メコン地域諸国首脳会議で打ち出した「グリーン・メコンに向けた10年」イニシアティブに基づき、環境・気候変動分野において我が国はラオスを積極的に支援していく、また、生物多様性保全の観点から、ラオスにおける淡水イルカ保護について我が国として支援していきたい旨述べました。これに対し、チュンマリー国家主席から、淡水イルカ保護に対する日本の支援に感謝したい、イルカが生息するメコン河の流域国では、現在、地球規模の温暖化の影響もあり、水位低下などの異常が生じている、こうした問題に対処すべく、ラオスとして植林の推進などの努力を行っている旨述べました。
  4. チュンマリー国家主席から、今月下旬に秋篠宮殿下及び眞子内親王殿下が野鶏の調査のためタイとともにラオスを御訪問されると伺っており、ラオスとして万全の準備を整えてお迎えしたい旨述べたのに対し、岡田大臣からラオス側の配慮に感謝する旨述べました。
  5. 上記の他に、双方は、日本企業のラオス進出促進、ミャンマー情勢等につき、意見交換を行いました。
このページのトップへ戻る
目次へ戻る