
吉川元偉大使の経済協力開発機構(OECD)執行委員会議長任命
平成22年12月17日
- 12月16日(木曜日),経済協力開発機構(OECD)理事会は,吉川元偉駐OECD日本政府代表部大使を,2011年の執行委員会議長に任命しました。
- OECD執行委員会は,OECDにおける理事会に次ぐ最高意思決定機関であり,各分野における委員会から提案された決定及び勧告等のほか, OECDが取り組むべき戦略的課題や優先事項について,全体的視点から審議し,理事会を補助すること等を任務としています。
理事会は,OECD事務総長が議長を務めますが,執行委員会は加盟国の常駐代表が議長を務める規定となっています。
- OECDは,来年設立50周年という節目となる年を迎えます。吉川元偉大使が,執行委員会で指導的役割を果たし,OECDが,加盟国やG8やG20等のグローバルな取組に対し,有用な経済分析や政策提言を提供し,危機からの回復や持続可能な成長の実現に貢献することを期待しています。
【参考1】 OECD設立条約第9条の規定
理事会は、執行委員会及び機構の目的を達成するため必要な補助機関を設置することができる。
【参考2】 執行委員会議長を日本大使が務めた例
我が国が,OECD執行委員会の議長を務めるのは,1977年から1980年に平原 毅駐OECD代表部大使が務めて以来のことである。