報道発表

日・モンゴル外相会談

平成22年11月16日
(写真)日・モンゴル外相会談 (写真)日・モンゴル外相会談




  1. 本16日(火曜日)11時10分から約40分間,前原誠司大臣は,エルベグドルジ大統領(公式実務訪問賓客)の公式随員として訪日中のゴンボジャブ・ザンダンシャタル・モンゴル外交・貿易大臣(Mr. Gombojav ZANDANSHATAR, Minister for Foreign Affairs and Trade)と,外務省において会談を行いました。
  2. 冒頭,前原大臣より,ザンダンシャタル大臣の訪日を歓迎するとともに,今般の外相会談を通じて緊密な信頼関係を構築したい旨述べました。また,前原大臣より,今般のエルベグドルジ大統領訪日を極めて重視しており,大統領訪日の成功に向けて最後まで尽力したい旨述べました。
  3. これを受け,ザンダンシャタル大臣より,日本政府による大統領訪日招待に謝意を表明するとともに,モンゴル政府は「第三の隣国」である日本との関係強化を外交の最重点事項として掲げていることに言及しつつ,エルベグドルジ大統領の今次訪日を両国関係の戦略的強化の機会とし,今後戦略の具体化に向けて協力していくことが重要であると述べました。また,ザンダンシャタル大臣は,モンゴルが世界でも十指に入る規模の鉱物資源保有国であることに言及し,日本企業がモンゴルの鉱物資源開発,その加工及び運送等の分野で投資を行うことをモンゴル政府が支持する旨表明し,今後具体的な施策を行う用意があると述べました。
  4. 前原大臣は,モンゴルで口蹄疫による深刻な被害が拡大していることにお見舞いを述べるとともに,農林水産省より口蹄疫の専門家をモンゴルに派遣する等日本政府が実施している協力について言及し,今後どのような支援が行えるか検討したい旨述べました。ザンダンシャタル大臣は「苦しいときの友は真の友」とのモンゴルの諺を引用しつつ,日本政府の協力に謝意を表明した。
  5. また,前原大臣は,11月4日,日・モンゴルEPA官民共同研究の第2回会合が東京で開催されたことに言及しつつ,EPA交渉開始に向けたプロセスを加速化するべく,モンゴル側と協力していきたいと述べました。
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