報道発表

前原外務大臣及び大畠経済産業大臣とラミーWTO(世界貿易機関)事務局長との会談

平成22年11月10日

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本10日(水曜日)午前7時45分から約15分間,前原誠司外務大臣及び大畠章弘経済産業大臣は,横浜APECに出席するため来日中のパスカル・ラミーWTO事務局長(H. E. Mr. Pascal Lamy, Director-General of the WTO)と,APEC会場内において会談を行いました。その概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,前原大臣は,APECとしてWTOドーハ・ラウンド(DDA)交渉妥結に向けた力強いメッセージを発出したく,交渉活性化への転機としたい旨述べ,大畠大臣からも,日本としてDDA妥結に向け尽力したい,金融危機後に世界では保護主義的な貿易措置が依然として見られており,その抑止も重要である旨述べました。これに対し,ラミー事務局長は,WTOとしても引き続き保護主義の抑止に貢献していく旨述べました。
  2. 前原大臣及び大畠大臣から,我が国経済外交の基本は「国を開く」ことであり,昨9日に「包括的経済連携に関する基本方針」を閣議決定したことを紹介しました。また,ドーハ・ラウンド交渉については,2011年が重要な時期となり,その早期妥結に向けて各加盟国が責任を果たしていくことが重要である旨述べました。

    これに対し,同事務局長は,2011年が重要な「機会の窓」となる旨述べるとともに,各国からの協力を期待している旨補足しました。
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