報道発表

タンザニア連合共和国に対する一般文化無償資金協力「ンゴロンゴロ自然保護区ビジターセンター展示及び視聴覚機材整備計画」に関する交換公文署名式

平成22年10月18日

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  1. 本18日(現地時間同日),タンザニア連合共和国のダルエスサラーム市において,我が方中川坦駐タンザニア国大使と先方ラマダニ・キジャ財務経済次官(Mr.Ramadhani M.Khijjah, Permanent Secretary, Ministry of Finance and Economic Affairs)との間で,4,790万円を限度とする一般文化無償資金協力「ンゴロンゴロ自然保護区ビジターセンター展示及び視聴覚機材整備計画」(the Project for the Improvement of Display and Audiovisual Equipment for Visitor Centre of Ngorongoro Conservation Area)」に関する交換公文の署名式が行われました。
  2. ンゴロンゴロ自然保護区は,タンザニアで最初の世界遺産として登録され,野生動物を含む貴重な固有の生態系等を保全しており,内外より多くの観光客,研究者が訪問しています。この保護区のメインゲートにあるビジターセンターは,昨秋,日本企業の支援を得て建て替えられましたが,センターの中の展示機材が老朽化している他,訪問者への効果的な情報提供や広報活動のための機材が不足している状況でした。
  3. 本計画は,ンゴロンゴロ自然保護区に関する情報提供や広報活動を通じ,同保護区 内の固有の生態系や,人間と自然,野生動物との調和的共生に対する訪問者の関心を高め,文化・自然の多様性への関心喚起と保護意識の向上のために,必要な展示・視聴覚機材を整備するものです。また,同保護区への観光促進への寄与も期待されます。 我が国は,これまでに無償資金協力により,同保護区に通じる幹線道路の整備も実施しており,官民一体の支援を通じて,親日感情醸成も期待されます。

(参考) タンザニア連合共和国はアフリカ東南部に位置し,面積94.5万平方キロメートル,人口約4,248万人(世銀,2008)。一人当たりのGNI(国民総所得)は,440米ドル(世銀,2008年)。

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