
日・フィジー外相会談
平成22年10月16日
本16日(土曜日),8時45分から約30分間,前原誠司外務大臣は,飯倉公館において,太平洋・島サミット中間閣僚会合に出席するために来日中のラツ・イノケ・クンブアンボラ・フィジー外務・国際協力・民間航空大臣と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 二国間関係
前原大臣から,日・フィジー外交関係樹立40周年の節目の年にあたる本年を契機に,二国間関係を更に強化すべく,引き続き協力していきたい旨述べました。これに対し,クンブアンボラ大臣は,フィジーに対する日本のこれまでの支援に謝意を表明するとともに,国際場裡において,フィジーは引き続き日本を支持していく旨応答しました。
- フィジー民主化問題
(1)前原大臣から,フィジーとの継続的な対話を重視しており,今後ともフィジーとの対話の重要性を国際社会に訴えていきたい旨述べるとともに,フィジーにおいても2014年の総選挙実施に向け,国際社会との建設的な対話を進展させつつ,民政復帰に向けた具体的な取組を円滑に進めるよう要請しました。
(2)これに対し,クンブアンボラ大臣は,日本のこれまでのフィジーとの対話重視の姿勢に対し謝意を述べました。また,同大臣は,総選挙実施に向け,国内諸改革の進捗状況につき説明するとともに,2014年までに確実に総選挙を実施する旨表明しました。
- 安保理改革
前原大臣から,日本の安保理改革に対するフィジーの支持に謝意を述べるとともに,安保理改革の実現に向け,引き続きフィジーと協力していきたい旨述べました。これに対し,クンブアンボラ大臣から,日本を友人として支持したい旨応答しました。