
スーダン共和国に対する国際連合児童基金(UNICEF)を通じた無償資金協力に関する書簡の交換(「小児感染症予防計画」)
平成21年7月30日

- 我が国政府は、UNICEFを通じ、5億3,300万円の一般プロジェクト無償資金協力「小児感染症予防計画(the
Project for Infectious Diseases Prevention for Children)」を行うこととし、このための書簡の交換が、7月30日(木曜日)(現地時間同日)、ハルツーム(スーダンの首都)において、我が方石井祐一駐スーダン国大使と先方ペー・エンジェバックUNICEF在スーダン事務所代表代理(Mr.
Per Engebak, Representative, a.i., UNICEF in the Republic of the Sudan)との間で行われました。
- スーダンでは、2005年1月に締結された南北包括和平合意(CPA)により20年以上に及ぶ内戦は終結しましたが、保健環境が劣悪であり、予防接種体制は徐々に整備されつつありますが、2002年に撲滅されたポリオが近年再発するなど、依然として深刻な状況にあります。本件協力は、我が国として、UNICEFを通じて、予防接種体制の充実のためにワクチンや機材等の調達に必要な資金を供与するものです。
- 我が国は、昨年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADIV)等において、アフリカ諸国の保健分野における取組みへの協力を強化することを表明しており、本件協力はそれを具体化するものです。
(参考) スーダン共和国はアフリカの北東部に位置し、国土面積は約250万平方キロメートル、人口は3,915万人(2008年)、人口1人当たりのGNI(国民総所得)970米ドル(2007年)。