
エチオピア連邦民主共和国に対する無償資金協力に関する交換公文署名式について
平成21年7月16日

- 1.7月16日(木曜日)(現地時間同日)、エチオピア連邦民主共和国の首都アディスアベバにおいて、我が方駒野欽一駐エチオピア国大使と先方アーメド・シデ財務・経済開発担当国務大臣(Mr.
Ahmed Shide, State Minister of Finance and Economic Development)との間で10億2,900万円を限度とする無償資金協力「オロミア州給水計画」に関する交換公文の署名式が行われました。
- 2.我が国は、昨年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADIV)等、様々な場において、アフリカにおける平和の定着を支援することを表明しています。エチオピアは、干ばつ、貧困、飢餓等の問題を抱えつつも、ソマリア、スーダン等の紛争国を有する東アフリカの「アフリカの角」の中で、民主化・経済改革を進めつつ、貧困削減等の開発課題に取り組んできています。また、水と衛生施設の整備はTICADⅣにおいて、我が国が表明した対アフリカ支援の重点事項の一つです。
- 3.(1)本計画は、エチオピア最大の人口を有するオロミア州の計8箇所において給水施設を建設し、施設の維持管理や調査に必要な機材を供与するものです。
(2)同計画の実施により、約36.7%に留まっているオロミア州の給水率が向上し、安全な水を利用できる住民が約10万人増加することが見込まれます。
(参考) エチオピア連邦民主共和国はアフリカ東北部に位置し、面積は約109.7万平方キロメートル(日本の約3倍)、人口は約7,910万人、一人当たりGNI(国民総所得)は約220米ドル。