
ODAの不正腐敗事件の再発防止のための検討会の設置
平成21年6月30日
政府開発援助(ODA)事業を巡る株式会社パシフィックコンサルタンツインターナショナル(PCI社)による不正事件を踏まえ、同様の不正腐敗事件の再発防止に向けた検討を行うため、外務大臣の下に外部有識者等からなる検討会を設置します。
- 検討事項
ベトナムにおけるPCI事件後に出された再発防止策の有効性を検証するとともに、国内における公共事業等における取組や他国の不正腐敗防止制度の仕組み等を参照しつつ、一連のPCI事件の経験を踏まえた、今後のODA事業における不正腐敗事件の再発防止のあり方を検討します。なお、検討に際しては、ODA事業の実施機関である独立行政法人国際協力機構(JICA)の協力を得る予定です。
- メンバー
・渡辺利夫拓殖大学学長
・小寺彰東京大学教授
・草柳俊二高知工科大学教授
・川上照男有限会社オフィス・あさひ代表取締役
・名取康彦弁護士
・名取勝也日本アイ・ビー・エム株式会社取締役執行役員
・秋藤栄二社団法人日本貿易会経済協力委員会委員
- 検討スケジュール
第1回有識者懇談会は6月30日(火曜日)に開催し、秋頃を目途に再発防止策を取りまとめる予定です。