報道発表

「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」第3回会合開催

平成21年6月16日
  1. 6月20日(土曜日)と21日(日曜日)の両日、モスクワにおいて、「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」第3回会合が、川口順子元外務大臣及びギャレス・エバンス(The Hon. Gareth Evans AO)元豪外相を共同議長として開催されます。
  2. 上記国際委員会は、2010年NPT運用検討会議の成功に貢献するよう、核兵器のない世界に向けた中長期的な視点からの提言を同会議に先駆けて発表することを主な目的としており、今回の会合では、この報告書の骨子について議論を行う予定です(第3回会合出席予定者は別添のとおり)。また、国際委員会として、今次会合中にNGOセッションを設け、秋葉忠利広島市長が出席するほか、22日(月曜日)には原子力産業界との会合が予定されています。
  3. 日本政府としては、本件国際委員会が、核兵器のない平和な世界に向けた道筋や、NPTを基礎とする国際的な核軍縮・不拡散体制を堅持・強化する方途を提示できるよう、引き続き豪州政府とともに本件委員会事務局としての支援を行っていく考えです。

(参考)核不拡散・核軍縮に関する国際委員会

本委員会は、昨年7月の日豪首脳会談において、福田総理(当時)とラッド豪首相の間で、日豪共同イニシアティブとして立ち上げることが合意されたもので、共同議長として川口順子元外務大臣とギャレス・エバンス元豪外相が任命された。核軍縮・核不拡散及び原子力の平和的利用を取り扱い、2010年5月に開催されるNPT運用検討会議の前に、具体的な勧告等を含む報告書を提示する。報告書の提示までに4回の会合を開催予定。本委員会の本会合について、第1回会合は08年10月20日から21日までシドニーで、第2回会合は09年2月14日から15日までワシントンDCで開催された。今後は第4回会合を10月18日から19日に日本(広島)で開催する。また、2009年5月に中南米地域会合(於:サンティアゴ)及び北東アジア地域会合(於:北京)が開催された他、中東(9月下旬、カイロ)、南アジア(10月上旬、デリー)の各地域で地域会合を開催する。

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