報道発表

ニジェール共和国に対する無償資金協力「ティラベリ州ギニアウォーム撲滅対策飲料水供給計画」に関する交換公文署名式

平成21年6月11日
  1. 6月11日(木曜日)(現地時間同日)、ニジェール共和国の首都ニアメ市において、日本側西内和彦在ニジェール臨時代理大使(コートジボワールにて兼轄)とニジェール側アイシャトゥ・ミンダウドゥ外務・協力大臣(Madame Aïchatou MINDAOUDOU Ministre des Affaires Etrangères et de la Coopération)との間で7億3,000万円を限度とする「ティラベリ州ギニアウォーム撲滅対策飲料水供給計画」(projet d’approvisionnement en eau potable en vue de l’éradication du ver de Guinée dans la Région de Tillabéri)に関する交換公文の署名式が行われました。
  2. 世界最貧国の1つであるニジェールに対する支援は、貧困削減や人間の安全保障の観点から重要です。日本は、昨年5月に行われた第4回アフリカ開発会議(TICADⅣ)において、アフリカに対する水と衛生分野における支援を表明しており、本協力はこの政策を具体化するものです。
  3. 本計画は、ニジェール水利省が、給水及び衛生状況が劣悪な同国中部のティラベリ州の2県(ティラベリ県及びテラ県)において、人力ポンプ付深井戸給水施設120箇所の建設と施設の維持管理指導を行うために必要な資金を供与するものです。
  4. 本協力により、安全な水にアクセスできる人口が1万人から7万人に増加し、衛生状況が改善され、ギニアウォームをはじめとする水因性疾患が減少すること等が見込まれます。

(参考)

  1. ニジェール共和国は、面積約126.7万平方キロメートル、人口は約1,370万人(2006年、世銀)、一人当たりGNI(国民総所得)は約270ドル(2006年、世銀)。
  2. ギニアウォームとは、水中のミジンコが感染源となり、皮下の水疱、発疹、発熱、悪心、嘔吐、下痢などアレルギーによる症状が現れる水因性疾患。
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