報道発表

ド・ブリシャンボーOSCE事務総長の中曽根外務大臣表敬

平成21年6月9日

(写真)

本9日午後3時00分から約25分間、日・欧州安全保障協力機構(OSCE)共催会議に参加のため訪日中のド・ブリシャンボーOSCE事務総長は、中曽根外務大臣を表敬したところ概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭中曽根大臣から明日から始まる日・OSCE共催会議についてアジアと欧州双方参加国からの忌憚のない話し合いにより実りある会議になることを期待する旨述べたのに対し、ド・ブリシャンボー事務総長より、日本側の受け入れ及び日・OSCEの良好な関係、日本のOSCEへのこれまでの協力に感謝する旨述べました。
  2. 中曽根大臣から、グルジア問題に関してOSCEが果たしてきた役割と貢献を高く評価する旨述べました。ド・ブリシャンボー事務総長より、グルジア情勢は未だ緊張している面があり国連・EU・OSCEの引き続きの協力が重要、日本の継続的な支援に期待する旨述べました。
  3. 中曽根大臣から、アフガニスタンでの選挙の成功のため我が国の支援につき説明、更に、地域的アプローチが重要である旨述べ、この関連で中央アジア・アフガニスタン国境管理へのOSCEを通じた拠出はその具体例である旨述べました。ド・ブリシャンボー事務総長からは、日本の貢献に感謝する、選挙支援のためOSCEチームを派遣するが、国連、欧州委員会、日本を始めとする各国と協力したい旨述べました。
  4. 最後に中曽根大臣から北朝鮮情勢に関し、核、ミサイル問題と共に拉致問題を含む北朝鮮の問題の解決のため事務総長を始めOSCE各国の理解と協力を頂きたい旨述べたところ、ド・ブリシャンボー事務総長よりOSCEも核実験に関しては非難の声明を出しているが、北朝鮮に国際社会の声をしっかり伝える必要がある旨述べました。
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