
スタインバーグ米国務副長官による中曽根大臣表敬
平成21年6月1日
本1日午後3時40分から約35分間、訪日中のスタインバーグ米国務副長官は中曽根外務大臣を表敬したところ、概要以下のとおりです(先方同席者:レビー財務次官、ズムワルト在京米大臨代、グレッグソン・アジア太平洋安全保障担当国防次官補、ボズワース北朝鮮政策担当特別代表他)。
- 中曽根大臣より、北朝鮮問題に関する今回のハイレベルかつ関係省庁合同のミッションの訪日を歓迎する、薮中次官との間での「日米戦略対話」及び「北朝鮮に関する日米ハイレベル協議」の実施は誠に時宜を得たものである旨述べたのに対し、スタインバーグ米国務副長官より、今次ミッションの派遣はオバマ大統領の指示に基づくものである、薮中次官との間では、非常に有益な意見交換ができた旨述べました。
- 中曽根大臣より、北朝鮮の核保有は日本の安全保障にとって大きな脅威であり、絶対に認められない、あくまで朝鮮半島の完全かつ検証可能な非核化を追求したく、先ずは出来る限り強い国連安保理決議を迅速に採択することが重要であり、同時に日米同盟を一層強化したい、引き続き、拉致問題への対応を含め、日米で緊密に連携したい旨述べたのに対し、スタインバーグ米国務副長官より、国際社会への北朝鮮の挑戦に対する強力かつ一体的な対応が必要であり、大臣の見解に同意する旨述べ、今後の対応につき緊密に協議しながら、日米で共同して対処していくことを確認しました。