報道発表

一般文化無償資金協力によるスポーツ(柔道分野)振興の支援

平成21年5月29日
  1. 日本政府は、ガボン共和国、南アフリカ共和国、ウルグアイ東方共和国、グアテマラ共和国、ニカラグア共和国、ペルー共和国の合計6か国に対し、スポーツ、特に日本の伝統武道である柔道の普及・振興に資することを目的として、合計約2億5,000万円の一般文化無償資金協力を行うことを決定しました。
  2. スポーツは次世代を担う青少年の心身の健全育成のために各国で奨励されており、礼儀・規律が身に付く日本の伝統武道、特にオリンピック種目でもある柔道は、海外でも広く愛好されています。
    しかしながら、各国の柔道連盟等は、厳しい予算制約の中、練習場の畳も十分に確保することが出来ず、摩耗した畳やウレタンマット等を代用し練習を行っており、安全な練習環境を確保できていない状況にあります。このような状況の下、各国は柔道畳等を購入するために必要な資金につき、日本政府に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものです。
  3. この支援により、柔道畳約4,200枚、柔道着約2,700枚等が供与され、6か国で合計約2万人がより適切な環境で柔道に取り組むことができるようになります。
    また、この支援を契機に、柔道を通じた人と人との交流が促進すること、及び、日本伝統武道である柔道普及を通じた日本独自の文化・精神のアピールや日本への関心喚起・理解が促進することが期待されます。

各国・地域情勢

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