
東ティモール民主共和国に対する防災・災害復興無償資金協力「ベモス-ディリ給水施設緊急改修計画」に関する交換公文署名式
平成21年5月26日
- 5月26日(火曜日)(現地時間同日)、東ティモールの首都ディリ市において、日本側北原巖男駐東ティモール国大使と東ティモール側ジョゼ・ルイス・グテーレス副首相兼外務大臣代行(H.E.
Jose Luis Guterres, Vice-Prime Minister, Acting Minister for Foreign Affairs
of the Democratic Republic of Timor-Leste)との間で、6億9400万円を限度とする防災・災害復興無償資金協力「ベモス-ディリ給水施設緊急改修計画」(the
Project for Urgent Improvement of Water Supply System in Bemos-Dili )に関する交換公文の署名式が行われました。
- 東ティモールは2002年5月に独立を果たしましたが、公共社会インフラ施設の整備が遅れています。日本は、同国の発展はアジア大洋州地域の安定と平和のため重要であるとの認識のもと、平和の定着、国づくりへの取組に対して積極的に協力し、これまで道路、橋梁、港湾、灌漑等の公共インフラ施設への緊急整備の支援を実施しています。
- 本件協力は、2004年及び05年の大洪水により著しい損傷を受けた首都ディリ市に給水するベモス浄水場の取水堰及び導水管(総延長約7Km)及びベモス浄水場の配水池等の緊急整備を行うものです。
- 本件協力により、ディリ市への安全な上水の持続的な供給が確保され、社会経済活動及び住民生活が安定することが期待されます。
(参考)東ティモール民主共和国
面積は約1万5,000平方キロメートル、人口は約106万人、一人当たりGNI(国民総所得)は約315ドル(
2006年)。ディリ市の人口約16万人。