報道発表

北朝鮮による核実験実施発表に対する我が国からの抗議

平成21年5月25日

 本日の北朝鮮による核実験実施発表に関し、北京の「大使館ルート」を通じ、本日午後14時半頃、北朝鮮側に対し、概要以下の内容の申入れを行いました。

  1. 北朝鮮による核実験実施は、国連安保理決議第1718号が、北朝鮮に対して核実験を行わないことを要求し、本年4月13日の安保理議長声明でも同決議の完全遵守を改めて求めている中で行われたものであり、明確な安保理決議違反である。断じて容認できない。
  2. また、核兵器不拡散体制に対する重大な挑戦であり、日朝平壌宣言や六者会合の共同声明にも違反するものである。北朝鮮側に厳重に抗議するとともに、遺憾の意を表明する。
  3. 我が国としては、北朝鮮がすべての核兵器及び既存の核計画の放棄並びに核兵器不拡散条約及びIAEA保障措置への早期復帰を約束した六者会合共同声明の完全実施並びに安保理決議第1718号の即時かつ完全な履行を求めたい。また、この機会に改めて、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的な解決に向けた具体的行動をとるよう強く求めたい。
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