報道発表

コンゴ民主共和国に対する無償資金協力(食糧援助)に関する交換公文署名式

平成21年4月30日
  1. 4月30日(木曜日)(現地時間同日)、コンゴ民主共和国の首都キンシャサ市において、日本側藤田和彦在コンゴ民主共和国臨時代理大使とコンゴ民側レイモン・チバンダ・ントゥンガムロンゴ国際・地域協力大臣(M. Raymond TSHIBANDA N’TUNGAMULONGO, Ministre de la Coopération Internationale et Régionale)との間で、7億円の無償資金協力(食糧援助)に関する交換公文の署名式が行われました。
  2. コンゴ民主共和国は、長年に亘り政情不安定な状態が続き、経済は疲弊し、国民の多くが貧困状態に置かれています。また、紛争の影響により農村地帯から都市部への食料輸送が困難となり、特に、急激な人口が増加している首都キンシャサの食料事情は一段と悪化しています。
  3. 本件協力は、昨年来の世界的な食料危機に対応するため、食料を調達するのに必要な資金を提供するものであり、昨年5月に行われた第4回アフリカ開発会議(TICADⅣ)をはじめとする様々な場において、日本が表明している食料価格高騰への取組みを具体化するものの一つとなります。同協力により、コンゴ民主共和国における深刻な食糧不足が緩和されることが期待されます。

(参考)

 コンゴ民主共和国は、面積約234.5万平方キロメートル、人口6,240万人(2007年)、人口1人当たりのGNI(国民総所得)140米ドル(2007年)。

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