報道発表

天野之弥ウィーン代表部大使の国際原子力機関(IAEA)次期事務局長への再擁立について

平成21年4月7日
  1. 日本政府は、次期IAEA事務局長選挙の立候補受付が新たに開始されたことを受け、7日(火曜日)、天野之弥(あまの ゆきや)ウィーン国際機関日本政府代表部大使を再度擁立する旨、IAEA理事会議長に届出を行いました。
  2. IAEAは、核不拡散及び原子力の平和的利用の推進の双方において、重要な役割を担う機関です。先般行われた投票において、天野大使は当選に1票及ばなかったものの、理事国の幅広い支持を得ており、日本としては、天野大使の当選に向け、引き続き政府を挙げて全力で取り組む考えです。

【参考】次期IAEA事務局長選出の手続・スケジュール

  1. 3月26、27両日のIAEA特別理事会において行われた投票では、天野候補及び南アのミンティ候補のいずれも全理事国(35か国)の有効票の3分の2を上回る得票を確保できず、選挙プロセスを最初からやり直すこととなった。
  2. 3月30日、ファルーキIAEA理事会議長よりIAEA加盟国に対し、立候補の再度受付を行う旨の書簡が発出された(締め切りは4月27日)。
  3. 6月15日から始まるIAEA6月理事会までに、投票プロセス等を通じ候補者を一人に絞り込み、任命が行われる(具体的なスケジュールは未定)。
  4. 9月のIAEA総会において、理事会が任命した候補者の承認が行われる(任期は本年12月から4年間)。
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