報道発表

北朝鮮による飛翔体発射を受けた日ベトナム外相電話会談

平成21年4月6日

 中曽根外務大臣は、キエム・ベトナム副首相兼外相との間で4月6日午後7時15分頃より約20分間、日ベトナム外相電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、中曽根大臣より、我が国を含む関係各国の働きかけにもかかわらず、北朝鮮が発射を強行したことは極めて遺憾である、安保理決議違反であり、地域の平和と安定を損なうものであって容認できない旨述べた。また、中曽根大臣から、我が国としては、安保理決議も念頭に、国連安保理がしっかりとしたメッセージを発信する必要がある、アジアから選出されている理事国としてベトナムの協力を極めて重視している旨述べた。
  2. キエム副首相兼外相より、ベトナムとしても北東アジアの情勢の変化に注目している、地域における平和と安定のための努力を支持しており、国連、ARF等の枠組みを通じ、状況の改善のためベトナムとしても協力している、本件については、日本を含む国連安保理メンバーと協力しながら、適切な解決策を探していきたい、また、核兵器を含む大量破壊兵器の拡散に断固反対するとの立場は一貫しており、六者会合をできるだけ早期に再開するよう望む旨述べた。
  3. 双方は、今後とも、安保理を含め引き続き緊密に連携していくことで一致した。
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