
北朝鮮による飛翔体発射を受けた日韓外相電話会談
平成21年4月5日
中曽根外務大臣は、柳明桓(ユ・ミョンファン)韓国外交通商部長官との間で4月5日午後1時15分より約15分間、日韓外相電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、中曽根大臣より、貴国や我が国を含む関係各国の働きかけにもかかわらず、北朝鮮が発射を強行したことは極めて遺憾である、地域の平和と安定を損なうものであり、安保理決議違反であって容認できない、さらに、六者会合の共同声明とも相容れず、北東アジア地域の平和と安定のための六者会合を含めた努力に逆行するものである旨述べた。柳明桓長官より、韓国政府としても声明を発出したとして、同様の認識の説明があった。
- また、中曽根大臣から、国連安保理決議も念頭に、まずは本件を安保理でしっかりと取り上げたい旨述べたところ、柳明桓長官も、北朝鮮に対して強いメッセージを発信することが重要であり、韓国としても、日本を始めとする関係国の努力を支持し最大限の協力をしたい旨述べた。
- 双方は、今回の発射を受けて、日韓、日韓米で、あらゆるレベルで緊密に連携することを確認した。