
カタールにおけるダルフール和平会合の開催について
平成21年2月13日
- 10日、カタール政府の仲介により、ダルフール問題に関するスーダン政府とダルフール反政府勢力の一派である「正義と平等運動」(JEM)との和平会合が開始されました。本会合は、2007年10月のシルテ会合以来停滞していたダルフール和平プロセスの再開の契機となり得るものです。
- 我が国は、カタール政府からの要請に応え、ダルフール問題の解決に積極的に取り組む観点から、佐藤啓太郎アフリカ紛争・難民問題担当大使を同会合に派遣しました。佐藤大使は、開会式において演説し、当事者に即時停戦及び和平協議メカニズム立ち上げのための枠組み合意に署名するよう求めるとともに、ダルフール国連・AU合同ミッション(UNAMID)が早期に完全展開することの重要性を強調しました。
【参考】ダルフール和平会合
10日午前11時半よりカタールのドーハで、ハマド・ビン・ジャーシム首相兼外相を議長としてダルフール和平会合第一ラウンド開会式が開催された。我が国から佐藤啓太郎アフリカ紛争・難民問題担当大使が出席して演説。スーダン政府を代表してナーフィア・スーダン大統領補佐官、JEMを代表してジブリール・イブラヒームJEM副代表が出席した(11日にはハリール・イブラヒームJEM代表が現地入りしたとの報道がある)。会議終了期日は現時点では不明。