報道発表

「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」川口共同議長及びエバンズ共同議長による岡田外務大臣表敬

平成21年12月15日
(写真)川口共同議長及びエバンズ共同議長による岡田外務大臣表敬 (写真)川口共同議長及びエバンズ共同議長による岡田外務大臣表敬




本15日(火曜日)13時から約30分間、岡田外務大臣は、外務省において、川口順子「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」(以下、国際委員会)共同議長(元外務大臣)及びギャレス・エバンズ同共同議長(元豪外務大臣)の表敬を受けたところ、概要以下のとおりです。

  1. 川口共同議長から、国際委員会で真剣に議論し、今般、報告書をとりまとめたと述べました。また、エバンズ共同議長から、日本政府にも報告書を参考にしていただきたい、この報告書は実際的かつ現実的アプローチをとっており、日本政府には、米国の核態勢見直し(NPR)も踏まえ、2010年NPT運用検討会議に向けた取組をお願いしたいと述べました。
  2. これに対し、岡田大臣から、報告書の内容を参考にしつつ、新政権の下での核軍縮・不拡散外交を考えていきたいと述べました。

(参考) 核不拡散・核軍縮に関する国際委員会
この国際委員会は、昨年7月の日豪首脳会談において、共同イニシアティブとして立ち上がり、本年9月、鳩山総理とラッド豪首相間及び岡田外相とスミス豪外相間で、報告書を踏まえた更なる日豪間の協力が合意された。川口順子元外務大臣とギャレス・エバンズ元豪外務大臣が共同議長として、核軍縮、核不拡散及び原子力の平和的利用につき議論し、2010年5月に開催されるNPT運用検討会議に対し、具体的な勧告等を含む報告書を提示。この委員会の第1回本会合は08年10月20日から21日までシドニーで、第2回本会合は09年2月14日から15日までワシントンDCで、第3回本会合は6月20日から21日までモスクワで、第4回会合は10月16日から20日まで広島で開催された。また、2009年5月に中南米地域会合(於:サンティアゴ)及び北東アジア地域会合(於:北京)、9月に中東地域会合(於:カイロ)、10月に南アジア地域会合(於:ニューデリー)が開催された。

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