報道発表

ベリーズに対する環境プロジェクト無償資金協力に関する交換公文署名式

平成21年12月15日
  1. 本15日(火曜日)(現地時間12月14日(月曜日))、同国の首都ベルモパンにおいて、我が方山口祐志駐ベリーズ国大使(ジャマイカにて兼轄)と先方ジョセフ・ワイト財務次官(Mr. Joseph Waight, Financial Secretary, Ministry of Finance of Belize)との間で、「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」として5億1,000万円を限度とする無償資金協力に関する交換公文署名式が行われました。
  2. メキシコに隣接し、カリブ海に面するベリーズは、同国で消費する多くの電力を国内及びメキシコの水力発電所から購入していますが、乾季には発電能力が低下するため、国内の電力供給は不安定になり、メキシコからの購入が増加します。また、不足分をディーゼル発電で補っていますが、国際的な原油価格の影響を受けやすく、安定的な電力供給のため、エネルギー源の多様化が必要との観点から、太陽光などのクリーンエネルギーの導入を計画しており、我が国への協力を要請しました。
  3. 本件協力による太陽光発電の導入により、同国に対する再生可能エネルギー発電の技術移転が促進され、電力供給源の多様化が期待されます。また、太陽光発電によるCO2削減効果が期待されるとともに、同国内におけるクリーンエネルギーへの啓発効果が高まることが期待されます。

(参考) ベリーズは、面積約2万2,963平方キロメートル、人口約30万人、人口1人当たりのGNI(国民総所得)は3,800米ドル(いずれも2007年、世銀)である。

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